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『潜伏キリシタン』 大橋 幸泰著


潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆 (講談社選書メチエ)潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆 (講談社選書メチエ)
(2014/05/10)
大橋 幸泰

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幕藩体制下の禁教政策により、厳しく弾圧されてきたキリスト教徒=キリシタンは、江戸幕府が倒れ、明治新政府下では信仰の自由が認められ、解放された――。一般にこのように思われている「日本社会の近代化」は、歴史の真実といえるだろうか。そもそも、「キリシタン」とは何なのか。従来のような「ひとつの村が、近世初期から明治まで、ひたすら信仰を守り続けた隠れキリシタン」といった平板な理解に再考を促す。
例えば、非キリシタンであったにもかかわらず、領主の苛政への反発から一揆を起こした民衆を「切支丹」として弾圧した事例や、一方で、藩内のキリシタンの存在を隠すために、問題行動を起こさないキリシタン百姓を藩が黙認していた事例、また、キリスト教とはかけ離れた民間信仰でありながら「切支丹」とされた事例などを取り上げる。これらの事例を見ていくと、西欧語の訳語である「宗教」の名で人々の信仰が管理・統制されるようになった近代が、近世よりも解放されているとはいいきれないという。
「キリシタン」をめぐる宗教政策の変化と実態を丹念に探り、近世における宗教観、歴史と宗教のかかわりに新しい視野を提供する。


今まで持っていた「隠れキリシタン」とその迫害について、ちょいと変わった視点から眺めることができて面白かった。
あ~、へ~~、ふ~~ん。そういうこともあったんだぁ~~って言う感じ。
ストンと腑に落ちるまでにはいかなかったけど、そ~ゆ~視点からの研究があってもいいのかもと思った。

「浦上四番崩れ」の話は知っていたが、「浦上一番崩れ」から「浦上三番崩れ」までは村人釈放されていたとは知らなかった。

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